私たちは、食品工場や化学工場、冷凍冷蔵倉庫などに使われる、産業用冷凍機を製造するメーカーです。そして、モノを冷やしたり、温めたりする技術で「環境負荷の軽減」と「省エネルギー」を両立させ、社会をより良く変えていきたいと思っています。

冷凍機には冷媒と呼ばれる気体（ガス）を封入するのですが、冷媒に使用してきたフロンガスが二酸化炭素（CO₂）の約4,000倍も温室効果があり、地球温暖化の原因であることが分かってきました。そのためフロンガスは国際条約でも種類によって廃止や段階的な削減が定められています。

日本熱源システムは、オゾン層破壊や地球温暖化を防止する取り組みとして、フロンガスの代わりに自然界に存在するCO₂やアンモニアを冷媒に用いる冷凍機を開発し、注目を集めつつある会社なのです。

さらに、化石燃料を用いてお湯や高温の蒸気を作るボイラーを使用されている工場や会社に向けて、小さな電力で大きな熱を作り出せるヒートポンプへの転換を提案しています。

自然冷媒の冷凍機やヒートポンプで、環境への負荷を減らし、使用する電力も大幅に削減する。また余った熱を捨てることなく再利用する。豊かな社会を持続するために、こうした省エネ技術をどんどん投入していく、そんな静かなエネルギー革命を起こしたいと考えています。

こうした技術を私たちが独自に思いついたわけではありません。私たちは天才でもありません。ヨーロッパやアメリカなどの複数の会社と連携しながら、世界で最先端の技術を取り入れているのです。日本がナンバーワンだなんて、全く思っていません。世界の優れた技術者達と連携しながら、更に優れた製品を開発していきたいと試行錯誤しています。

カッコいいことばかり言ってきましたが、新しいことに挑戦するのは容易ではありません。失敗することの方が多いと思います。でも失敗があるからこそ、進歩があると信じています。失敗がカッコいいわけありません。でも失敗したら、引き返せばいいだけだと、私は考えています。挑戦と失敗、挑戦と進歩、この繰り返しを続ければ、どんな岩も突き抜けられるものです。挑戦した自分と、挑戦しなかった自分、10年経った時、その差は歴然としています。

私たちは10年後、20年後、多くの人の豊かな生活を静かに下支えする輝きを持った会社に成長したいと思っています。

私たちと一緒に「挑戦したい人」、探しています。