図面、プログラム、試運転まで
すべてを一貫して手掛ける
日本熱源システムに入社した動機は?
就職活動中、大学院からの紹介で日本熱源システムを初めて知りました。調べていくうちに、誰でもわかるような企業や建物にも多数の導入実績があることや、専門的で優れた技術力を持っていることを知り、電気設計職を志望しました。当時はまだ社員が50人もいない規模だったので、すぐに活躍できるチャンスがあるのではと考え入社を決めました。
入社後どのように仕事を覚えていきましたか?
新入社員研修で理論や現場を学んだ後、入社3か月目から電気設計課でOJTが始まり、まずはCADの使い方、図面の修正方法を習得しました。プログラムの組み方や試運転についても、先輩に教えていただいて知識を吸収していきました。2年目からは図面の制作を担当して一から作図を経験し、3年目からは試運転も任され、独り立ちできたという実感がありました。
日本熱源システムだからこそ経験できることはありますか?
他社は分業制が主流ですが、当社は制御盤・動力盤の設計から、プログラム作成、試運転まで一人で担当します。それぞれの専門的な知識を身につける必要があるため大変ですが、大型システムの電気設計を自分で考え、思い通りに動くかを見届けられるのは、この仕事の醍醐味です。案件を終えるときはその分大きな達成感が込み上げます。
今までで一番印象に残っている仕事は?
東京オリンピック・パラリンピックの案件は、なかなか携わることができない国家的事業ということもあり思い出深いです。水泳競技が行われた東京アクアティクスセンターに納入した地中熱ヒートポンプは特殊機のため、電気設計でもクリアすべき難題が多々ありました。社内で話し合いを重ね、普段はやらないことにもトライし、ベストな解決策を見い出す貴重な経験ができました。
社内の雰囲気について教えてください
部内は静かで落ち着いた雰囲気で、仕事に集中しやすい環境だと思います。寡黙な方が多いですがピリピリした雰囲気はなく、みな声をかけやすく嫌な顔一つせずに相談に応じてくれます。個々でパソコンに向かう時間が多いですが、チームとしての一体感はしっかり感じられます。
オフの過ごし方は?
自分は乗り鉄なので、電車に乗っていろんな場所に出掛けます。北から南まで日本国内の鉄道にはほとんど乗っています。一番好きなのは、山陰本線。日本海沿いをずっと走っていくので、車窓に流れる景色がとても素敵です。